2010年01月05日

目指してる、未来がちがう。

へえ〜


【目の付けどころがシャープでしょ。】

シャープが1990年から使用していたこのキャッチコピーが変わるのだそうです。


新しいスローガンは、

目指してる、未来がちがう。

オンリーワンで社会を変革してゆく、同社の企業姿勢をより鮮明に表したい、とのことで、

同業他社と、目指しているところが、そうちがうとも思えないんですが、

まあ言ったもん勝ちですね。 好きです、このコピー わーい(嬉しい顔)


ともあれ、液晶をはじめ、ソーラーやLED、プラズマクラスターといった新しい基幹技術で差別化を図るシャープの今後に期待したいと思います。

100105.jpg
ニックネーム カイチョー at 21:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2008年03月15日

Touch

Touch
それは、父から子への
励ましにも見えた。

Touch
それは、家族の
優しさにも見えた。

Touch
それは、友人たちの
会話にも見えた。

Touch
それは、仲間同士の
握手にも見えた。

数え切れないほどのTouch
それは、何かを托した
私たちの願いにも見えた。

Touch, your heart.    >>JRA


080315.jpg
(El Gran Senor−1984Derby)


2008JRAのブランド広告「Touch, your heart.」のコピーです。

JRAによれば、「馬は言葉が喋れない存在であるからこそ、触れ合いこそが人と馬とをつなぐ“会話”に他ならない」と捉え、Touchをテーマにしたとのことですが、

バックに流れる平井堅の「写真」と、美しい映像も見事にマッチしており、

かつて、競馬の地位向上に資するようにと務め、また、CM評論家を自任する私としては、久しぶりに*お奨めしたいコマーシャルに出会えたような気がします。


お時間が許す方は、「Touch」篇60秒をぜひご覧ください わーい(嬉しい顔)



*詳しくは「人と馬の300年ロマン」に譲ります)
ニックネーム カイチョー at 21:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2008年01月01日

年賀状は、贈り物だと思う。

08.jpg


希望に満ちた初日の出とともに、皆様には幸多き新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

どうぞ本年もよろしくお願いいたします。


ところで、本日の表題、年賀状は、贈り物だと思う。は、昨年の10月1日に民営化された郵便局のキャッチコピー。

このコピーを全面に押し出したCMなどの影響か、元日に全国で配達される年賀状が前年度比6.5%増の20億3300万通 との報道や、

あこがれの女優・吉永小百合の年賀状が全国の家庭に届けられる― と聞いて、なぜか年賀状を出そうとする気持ちが急速に萎えてしまいました。


ひとりを愛せる日本へ。 ― 日本郵政グループ(「郵便局」「日本郵便」「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命」の4つの事業会社)は、このコピーをスローガンに、積極的なキャンペーンを展開しています。

あたらしいふつうをつくる。

ひとりの重さは、日本の重さ
 ・・・

いわゆる“郵政解散”後の郵便事情をつぶさに見聞していると、莫大な金額を費やしているであろうこれらの秀逸コピーが、あまりにも実態と乖離しているようにしか感じられず。。

年賀状に対する意識調査では、伝統を重んじる“年賀状コンサバ派”が31.8%、年賀状に対する関心の低い“年賀状無用論派”が12.8%、年賀状を出さなければならないものとする“年賀状義務人情派”が30.7%、気負いなく出している“年賀状エンジョイ派”が24.7%

また、「届いた年賀状を楽しみにしている」が8割、「年賀状を日本の習慣として大切にしていきたい」が6割強と、現在でも多くの人が年賀状をコミュニケーションツールとして利用しておられる一方で、約7割が電子メールによる年始のあいさつに対して肯定的で、判断に苦しむところでしたが、

そんなとき、とある会社のWEBサイトのトップページに目がとまりました。


◇◇◇◇◇
誠に勝手ながら、私どもでは郵政民営化を機に年賀状を廃止いたしました。

社員の労働時間短縮、紙資源節約ほか、さまざまな社会環境の変化を含めて総合的に判断した結果です。

お叱りを受けることは覚悟の上ですが、ご容赦下さいますようお願いいたします。
◇◇◇◇◇


ということで、親しくご交諠をいただいている皆様には、はじめて電子メール年賀状を配信いたしました。

自宅に戻ってみると、果たして吉永小百合からの、ぺらんぺらんの年賀状が届いており。。

これって、やっぱり紙資源の節約?...



banner_03.gif
ニックネーム カイチョー at 21:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年05月29日

「我、生きる」

昨日、松岡利勝農相が自殺を図ったという衝撃の一報が入り、搬送された慶応大学病院ではなんとその朝、人気音楽ユニット「ZARD」の坂井泉水さんが、病棟脇にある非常用スロープから転落死…。

様々な憶測が飛び交い、騒然とした雰囲気のなか、偶然にもその病院の、斜め向かいにある明治記念館で開催された出版記念講演会・交流会

平野貞夫先生とともに参加した私は、木原秀成総裁主宰の、同ミーティングに参加された村上正邦、筆坂秀世、佐藤優各氏ら、約200名のお歴々をまえに、壇上からご挨拶させて頂く機会に恵まれました)続きを読む
ニックネーム カイチョー at 20:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月31日

「生きろ。」

堤清二が提唱した理念を具現化した都市郊外型施設が、尼崎市塚口に建設されたころのこと。日本ではじめての試みに、セゾングループはそのキャッチを花形コピーライターの糸井重里に依頼します。

つかしんふらふら 

「たぶん、口の名所の略やで・・・」

当時、このコピーに激しい抵抗感を覚えた私は、それから12年後に上映された「もののけ姫」でこの表題を突きつけられ、「あっ がく〜(落胆した顔) 」と声をあげました。

生きろ。

素晴らしい作品でした。そして、それに相応しいキャッチコピーでした。

このアニメ映画自体も、そしてこのコピーもいまだに賛否は分かれているようですが、この領域に関する事柄を学べば学ぶほどに、これを持ってくることの凄さを実感します。

「つかしん」もやっぱり、そのまんまだったんです。でも、それが一番難しい。
やっぱり、どうしてもひねりたくなるんですね。


あれから20年以上の歳月が流れました。西武百貨店をはじめ、当時のテナントはすべて撤退。そして、「つかしん」の名だけが残りました。

もののけ姫


人は誰も罪人だから 覚えてきたものに捕まえられている

以前、尾崎豊特集にも認めた、「太陽の瞳」のフレーズです。たしかに私たちは、いつもその時代を背景にしたことばや常識にとらわれているもの。

キャッチコピーも時代とともに大きく変遷しています。

1970年代―「全米ヒットNO.1」「全米が泣いた」「全米が震撼」etc..「全米」が説得力をもつ背景は割愛しますが、まあ黄門様のご印籠みたいなものでした。

1980年代―「やっぱりイナバだ。100人乗っても大丈夫!」は、その後、フレーズだけで情報的に完結する広告表現のきっかけに。

1990年代―NECの「バザールでござーる」、日本食研焼肉焼いても家焼くな」のバンコなどのキャラクターが一人歩きをはじめ…、そして21世紀。

たとえば政治の世界でも、大ヒットとなった「そうはイカン○キ!」―逆に、大きくスベッた「最初はグー、サイ○ウケン」に代表されるキャッチ等をみていると、ますます混迷の度を深めていきそうな気もします。

○○○
何気ないひとことに、その人の本質をかいま見ることがあります。

個人や企業、団体を問わず、それが考え抜いて掲げられたキャッチコピー(フレーズ、スローガン)なら、なおさらのこと。

今月の特集が「キャッチ」についてご興味を持っていただけるきっかけとなれば幸いです わーい(嬉しい顔)
ニックネーム カイチョー at 10:39 | Comment(3) | TrackBack(1) | キャッチコピー

2007年03月30日

「替天行道」

本日から、いよいよ全国各地で仲間たちの本選が始まります。

世の中からはじき出された個性豊かな108人の豪傑たちが梁山泊に集って、腐敗した政府を倒さんと決起する『水滸伝』にならい、ちょうど4年前、全国各地に人を求める活動をはじめました。

水滸伝2

北方謙三版・水滸伝は原稿用紙にして1万枚近く、全19巻の大作で、現在、文庫本の第6巻「風塵の章」が書店にならんでおり、その第2巻には、知略を尽くして山寨と3000人の兵を手に入れた晁蓋が梁山泊と命名、表題の幟を掲げるまでが描かれています。


替天行道」 

天に替わりて道を行うべし。なんとも壮大なスローガンですね...

本日よりともに戦う彼らとともに、私たちもこの素晴らしいキャッチにも負けない幟旗を掲げる日を夢見ています。
ニックネーム カイチョー at 05:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月29日

「コクがあるのに、キレがある。」

1986年、“夕日ビール”とまで揶揄されたアサヒビールは、経営建て直しのため住友銀行副頭取の樋口廣太郎氏を社長に迎えました。

「前例がないからやらない」のではなく、

前例がない。だからこそやる!

という、従来の常識にとらわれない意識革命に取り組んだ樋口社長は、

「苦みと芳醇さ(コク)」とは対極にある、「喉ごしのよさ(キレ)」にこだわった新しい切り口の生ビールの開発にこぎつけました。

その年、業界全体に生ビール旋風を巻き起こしたアサヒビールは、翌1987年、辛口の「スーパードライ〈生〉」を発表、わずか2年足らずで一気に10%近くシェアを伸ばします。

アサヒスーパードライ

その後も鮮度管理の向上などによって、1997年、ついにキリンラガーを抜いてトップ銘柄となり、翌1998年には、ビールのシェアでキリンビールを抑えて45年ぶりに首位へと躍進。

コクがあるのに、キレがある。


アサヒビールの快進撃を象徴したかのようなこのキャッチコピーは、中興の祖と呼ばれるに至った樋口廣太郎氏の人となりをも包含した、まぶしいほどの傑作です。
ニックネーム カイチョー at 22:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月28日

「郵政民営化に賛成か、反対か」

>>>前号より続く

いきおい小泉内閣の手法を戦前になぞらえるつもりはありませんが、

そもそも、日本の内政外交全般にわたる重要問題について民意を問うために700億円もの税金を投入して行う総選挙で、年金問題や税制改革、イラク問題など郵政以外の争点も山積していたにもかかわらず、

郵政民営化に賛成か、反対か

を壮大なキャッチに、それを国民に問う総選挙と定義づけたのは前代未聞のレトリック、いわば禁じ手です。

また、衆院で否決された4分社化を柱とする“郵政関連6法案”を、「衆院では反対だったが、国民は本当に民営化に反対なのかを聞いてみたい

と述べ、「民営化」そのものに反対ではなく、基本哲学のない、妥協の産物であるこの6法案に反対した、いわゆる造反議員を放逐したのは、もはやファッショともいえる手法でしょう。


人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろふらふら

この程度の公約を守らないのは大したことではないがく〜(落胆した顔)

格差はいつでもある。格差があることは悪いことではないちっ(怒った顔)


マキャベリズムに言及するつもりはありませんが、目的遂行のためには冷酷非道な手段も止むを得ないとする考え方を是認してしまった結果、マキャベリの言うとおり、目的が達成されれば、これを批判する声は小さくなってしまいました。


キャッチの重要性を踏まえつつ、

為政者の、手段が目的化していくことへのチェック、監視機能が「選挙」

だと、あらためて肝に銘じておきたいものです。

そしてなにより、投票所には足を運びましょうね わーい(嬉しい顔)
ニックネーム カイチョー at 23:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月27日

「小泉劇場」

>>>前号より続く

そして、もうひとつの要因はなんといっても小泉首相(当時)自身の、いわゆる引きの強さ

賭け事をする方にはおなじみのことばですが、“ここぞ”という場面で、“フダ”や“パイ”の「引き」が強い方と、そうでない方がいらっしゃいます。

(複雑な家庭環境で ふらふら 、これまでイヤというほどそんな場面に立ち会ってきました。ギャンブルだけでなく、おみくじやジャンケン、釣り、たとえば仕事でも、周りにそんな方がいらっしゃいませんか?…)


それを象徴するような出来事が首相就任直後の2001年5月の夏場所。

前日の負傷を押して出場し、本割りで全く相撲にならなかった貴乃花が、奇跡的に最後の優勝を飾った一番を目の当たりにし、

痛みに耐えてよく頑張った!感動したっ!おめでとう!

と総理大臣杯の授与を自ら行い、この後世に残るアドリブで賛辞を送りました。

貴乃花

この瞬間、小泉首相も国民的ヒーローとなり、政権の未来は約束されました。

(創刊号で78万部だった小泉内閣メールマガジン登録は、この直後に200万部を超え、しっかり!?この写真も添付されています)


総理就任直後の参議院選挙では、自民党のCMに解散したロックバンド、X JAPANのヒット曲、『Forever Love』を採用 がく〜(落胆した顔)

オペラや狂言、歌舞伎などにいそしみ、エルヴィス・プレスリーの大ファンで首相就任後、自ら選曲し解説を著したCDアルバムまで発表するなど、

その際立った感性をフルに活用しはじめた“政界の長嶋茂雄”は、主婦層を中心に大衆に人気のあったキャッチの天才・田中眞紀子女史の協力を得て、

ワンフレーズ・ポリティクスの手法を駆使し、政治史に残るキャッチを数多く産み出していきます。

それはまさに、2005年の流行語大賞に選ばれた「小泉劇場」そのもの。

造反刺客くのいち候補など、意図するしないにかかわらず、郵政民営化に絞った単純な争点で「小泉劇場」を演出した武部幹事長(当時)らが受賞していますが、まあこれはおつりみたいなものですね。


しかし、ワンフレーズの大衆政治は平成の世に始まったわけではありません。

第一次世界大戦時の戦債募集ポスターとそのスローガンが研究されたのをきっかけに、大正デモクラシーを背景にして、交通安全から商業宣伝に至るまで、各種の標語公募が大流行。やがて、当時の政府は、

満洲は日本の生命線

欲しがりません勝つまでは

進め一億火の玉だ

など、国威発揚のための国策標語を次々と打ち出していくことになります。

この項、さらに続く>>>
ニックネーム カイチョー at 09:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月26日

「凡人・軍人・変人」

>>>前号より続く

昨日、選挙事務所開設のお祝いに京都を訪れた際、お化粧直しをした平安神宮の大鳥居を通り抜けましたが、観光に訪れた方々をお迎えするのに相応しい荘厳さをたたえています。やはり、品格がありますね。

大鳥居

本題に戻ります。

85

空前絶後の内閣支持率は、国民の「改革」への期待そのものでした。

その導火線となったのが、「田中眞紀子」女史の存在と、彼女が1998年の総裁選時に発した、

凡人・軍人・変人」の名キャッチコピー

小渕恵三梶山静六小泉純一郎各氏を評したこの切れ味鋭い論評は、一躍、その年の流行語大賞にも選出され、“自民党の異端児”と評されていた小泉候補にもスポットを当てることになります。

そして、2001年春、先天的にキャッチの本質を会得しているとしか思えない、父親譲りの天才肌が小泉候補とのタッグ結成を表明した時点で、総裁選の帰すうは決したも同然でした。


品格はともかく、のちに外務省を伏魔殿と命名し、小泉首相(当時)をスカートの裾を踏む男と評したキャッチの天才の同僚評を少々・・

手(チョキ)蜃気楼」(森喜朗氏を指し)

わーい(嬉しい顔)静かじゃない人」(亀井静香氏を指し)

がく〜(落胆した顔)もなかだか、おなかだか…」(野中広務氏を指し)

ふらふらうらなりのさくらんぼ」(加藤紘一氏を指し)

ちっ(怒った顔)「安倍晋三さんは種無し南瓜じゃないですか!」

これはさすがにNGです。私のことですね。


「人間には、敵か、家族か、使用人の3種類しかいない」とのたまったと揶揄される田中眞紀子女史その人となりは存じ上げませんが、

外務省更迭時、議員会館内のこ○け事務所に出入りしていた私は時折、その斜め前にある田中事務所に入るなり、秘書(記者?)を大声で叱咤するご本人の肉声に接する機会に恵まれています。

そのときの、うちの事務所の雰囲気を見事に再現したTV-CMがオンエアされています。=サントリー・胡麻麦茶「用心する二人・職場篇」=

この項、さらに続く>>>
ニックネーム カイチョー at 20:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月25日

「改革を止めるな。」

本日、北陸地方で強い地震があり、石川県輪島市などは震度6強の揺れを記録しました。被害に見舞われた地域の方々には心からお見舞い申し上げます。


訂正とお詫び

昨日の表題をあやまって「日本を、あきらめるな。」としたたま、一晩中放置 ふらふら しておりました。

2005年の総選挙における、小泉自民党の「改革を止めるな。」との対比で書き進めるうちに混同してしまいましたが、正しくは、もちろん 「日本を、あきらめない。」です。

ということで、とても収まりきらずに切り分けた小泉語録を、本日から数回にわけて総括したうえで、キャッチの持つ光と影について論じたいと思います。

稀代のパフォーマンスで、佐藤栄作吉田茂に次ぐ戦後3番目の長期政権となった小泉内閣。

在任中に2度も流行語大賞を獲得するなど、キャッチの巧みさは他の追随を許さず、日本の“政治のありかた”そのものまで一変させてしまったかのようです。

改革を止めるな。


2001年の春、小泉総裁候補(当時)が電通社内にプロジェクトチームを作って総裁選戦略を研究させ、米国型のメディア活用方法を取り入れたのは、今や周知の事実。

広告テクニックを政治の世界に利用した、いわゆるワンフレーズ・ポリティクスの手法をヒントにした「自民党をぶっ壊す」発言が、やがて小泉旋風といわれる現象を巻き起こしていくことになります。


米百俵

聖域なき改革

恐れず怯まず捉われず

骨太の方針

ワイドショー内閣

改革の「痛み」


この年の暮れ、第18回(2001年)の流行語年間大賞は、なんと exclamation 6つものことば小泉首相(当時)が選ばれ、自ら受賞式に臨んでいますが、明日はこの未曾有の大ブームを引き起こす要因となった(と私が考える)、2つの事柄について言及していきたいと思います。

この項、続く>>>
ニックネーム カイチョー at 23:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月24日

「日本を、あきらめない。」

あまり知られていないのですが、県内の丹波市にある岩屋山はパラグライダーには格好の地形で、昨年はここでプレ・ワールドカップ大会が開催されたほど。

事務所倉庫がある関係で、毎月のようにこの地を訪れますが、昨日も悠然と大空を舞っているパイロットたちに遭遇 わーい(嬉しい顔)

パラグライダー

煮詰まったときには鳥瞰*で、と自戒してはいるんですが、いつか実際に飛ばなきゃいかんかな… ふらふら

*鳥が空から見おろすように、高い所から広い範囲を見おろすこと。転じて、全体を大きく見渡すこと)


ここで、あらためて、わたし流のキャッチコピーを定義しておきたいと思います。

そもそも、キャッチコピーとは主に商品や映画、作品などの広告を目的に使われる文章や文句を指し、キャッチフレーズ(catch-phrase)と同義語で、catchcopyを組み合わせた和製英語です。

英語圏では通用しませんが、コピーライターなる職業が認知されて以降、むしろ日本ではこちらが主流になっているようです。

もともとはコピーで注意をひきつけ本文を読ませる手法だったのが、現在では、そのフレーズだけで情報的に完結する広告表現が飛躍的に増加しています。

また、個々の商品ではなく、企業・団体のイメージや方針などは、かつてはモットー標語と称し、現在ではスローガンと呼ばれることもありますが、今月の特集では便宜的に、それらを総称してキャッチと表現しています。

小泉内閣時にもてはやされたワンフレーズ・ポリティクスも、あきらかに戦略的な意図(後述)でこの手法を駆使しており、キャッチの範ちゅうで語られるべきテーマだと思います。


日本を、あきらめない。

ご存知、2005年の総選挙での民○党のキャッチコピーです。

開戦前から、一部では騒然 がく〜(落胆した顔) となっていましたが、翻意をうながす側近の意見に耳を傾けず、当時の代表が自らのこだわりを貫いた結果は、60議席以上を失う歴史的大敗。。もうやだ〜(悲しい顔)

もちろん、敗因はキャッチの成否だけではありませんが、小泉内閣の誕生以後、日本の政治においてもキャッチが果たす影響力は飛躍的に増大しており、

昨日同様、本来のリーダーシップのあり方とともに、ワンフレーズ・ポリティクスを揶揄するのだけでなく、真摯に向き合ったうえで、今こそトータルなCI戦略に知的資源を集中することが肝要だと思います。
ニックネーム カイチョー at 22:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月23日

「うまし国」

表題のキャッチコピーをめぐって、波紋が広がりそうな気配です。

今月、宮城県、仙台市、JR東日本で構成されるDC(Destination Campaign)推進協議会が、観光キャンペーンで使用するフレーズを、

美味(うま)し国 伊達な旅

と発表したところ、

美味し国



美し(うま)国、まいろう。

の商標登録を申請済みの三重県から、「大変不愉快 ちっ(怒った顔) 」と、近く宮城県に抗議する考えが示されました。

美し国



三重県によれば、「美(うま)し国」ということばは、「日本書紀」で海や山の幸に恵まれ、風光明美な伊勢志摩地方を指して詠まれたのがその由来とか わーい(嬉しい顔)

一方、DC推進協議会側は、「選考委員会では全15案から選ばれたこのキャッチが三重のキャンペーンとかぶっているのでは?との指摘も出たのですが、

うまし国”は一般的な表現であり、文字も違うし がく〜(落胆した顔) 、“伊達な旅”と組み合わせれば地域的にも競合しない ふらふら 、との結論に達した」とのこと。


お互いの言い分はともかく、気になったのはその選考過程。

なぜ15案もテーブルに?なぜ絞込みを県知事や市長、JR支社長らが? 

詳細を存じ上げませんので、断じることは避けたいと思いますが、本来のリーダーシップのありかたが問われる場面ですね。

行政の“キャッチ”に対する認識不足が露呈したモデルケースとなりかねない事象で、今後の成り行きを見守りたいと思います。
ニックネーム カイチョー at 22:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月22日

「母さん、僕のあの帽子、どこにいったんでしょうね?」

本日は13都道県知事選挙の告示日。私たちもすべての推薦状の交付を終え、いよいよ統一地方選挙の火蓋が切って落とされます。
各陣営のご健闘を心よりお祈り申し上げます。

筒井信雄夫妻と−筒井夫妻と−

さて、今月の特集「キャッチコピー

振り返ってみると、本格的に“キャッチ”に興味を抱いくきっかけになったのは、このコピーだったかも知れません。

母さん、僕のあの帽子、

     どこにいったんでしょうね?


1977年、角川映画「人間の証明」のTV-CMでオンエアされたこのフレーズは、

「ええ、夏、碓氷から霧積へゆく道で、峪底へ落としたあの麦藁帽子ですよ。」と、続きます。

結局、映画を観る機会に恵まれず、今でも、“あの麦藁帽子”のことがなんとなく気になったままです…。


当時、角川映画は大規模なキャンペーンを展開し、書籍と映画を同時に売り込むことで相乗効果を狙っていました。

うえと平行したコピー「読んでから見るか、見てから読むか」も大流行。

翌1978年の「野性の証明」では、レイモンド・チャンドラーの名言、

男はタフでなければ生きていけない。
      優しくなければ生きる資格がない。


を世間に知らしめ、もう一本は主題歌「戦士の休息」のフレーズをそのまま、文字に落とした泣かせるキャッチでした。

男は誰も皆、無口な兵士。
      笑って死ねる人生、それさえあればいい。


素晴らしいですね。あのころの角川はとっても斬新でした。

(この二本が“その後のわたし”にもたらした影響はことのほか大きいかも…)




「戦士の休息」

ありがとう ぬくもりを ありがとう 愛を

代わりに 俺の命を 置いてゆけたなら

男は誰も皆 無口な兵士

笑って死ねる人生 それさえあればいい
 
ああ、まぶたを開くな。 ああ、美しい人よ

無理に向ける この背中を 見られたくはないから

生まれてはじめて つらい こんなにも 別れが
ニックネーム カイチョー at 22:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月19日

「誠」

昨日、藤沢でおこなわれた原て○お市政報告会に参加、なんと がく〜(落胆した顔) 壇上の、松○県知事をはじめとする来賓席にご案内していただくことに…。

同行した仲間たちの苦笑 ふらふら が少し気になりましたが、報告会そのものは大盛況で、とにかく彼の4年間の活動ぶりに目を見張らされる思いでした。

こんな素晴らしい同志にめぐり合えたことに心から感謝です わーい(嬉しい顔)

原てるお市政報告会 070318

その壇上から、彼の横顔を見つめながら、ふと浮かんだのが本日の表題。

毎年12月に京都・清水寺で公開される世相漢字。昨年は「」に決定しましたが、たった一文字なのに、その年に起こったいろんな出来事が連鎖的に頭の中に浮かんできます。

あらゆる物ごとを一文字で表現してしまう漢字の素晴らしさ。いわば、その年のキャッチコピーですね。


さて、一文字キャッチの代表を強いて揚げるとすれば、やはりこの文字に行き着くのではないでしょうか。

隊旗


ご存知、新撰組の隊旗ですね。赤地(朱に近い)に白で「」の文字を染め抜き、段だらをほどこしたものが一般的に知られています。

幕末期、近藤勇、土方歳三、沖田総司などを中心に京都の治安維持のために結成された剣客集団の隊旗を見ただけで京の浪人たちは震え上がったとか。

その歴史的な評価はともかく、このたった一言に、当時の彼らの思いのすべてが凝縮されているかのような、不朽の一文字です。
ニックネーム カイチョー at 20:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月18日

「英雄」

>>>前号より続く

昨日から今朝にかけては福岡。博多に入るといつもは地下鉄を利用するのですが、会場の都合でバスに乗車したところ、交差点などで信号待ちのたびにエンジンストップをおこなっていました。

その昔、この分野の調査研究をおこなったこともありましたが、案外、知っているようで知らないことばかりですね。西鉄バスに感激しました わーい(嬉しい顔)

さて、昨夜、足を運んだ「子○隊」プロデュースによる総決起大会の演出は本当に素晴らしいものでした。

070317

ただ、有り体に言えば、“○の○による○のための集い”の感が拭えず、打ち上げにお招きいただき、候補者夫妻にお引取りいただいたあと、コアメンバーとの間で延々、今朝3時まで がく〜(落胆した顔) 忌憚のない意見交換をすることになりました。

その結果、皆、若いだけあってさすがに感度がよく、4年前の初期メンバーを中心に、危機感を共有することができたように思います。

「熱意こそ人を動かす」・・初心に帰れば、そのことはあきらかですよね。

(内部連絡:あなた方ならきっとやってくれると信じています。何かあればいつでも携帯にご連絡ください)


そうそう、いいコピーを生み出す要素でしたね。
うえの続きのようですが、まずは何より思い入れや熱意、情熱、直向さといった要素がなければ、名キャッチコピーは生み出せないでしょう。

第二に、それがモノであれ、コトであれ、人であれ、やはり“素材”の良し悪しが重要なファクターであることもあきらかです。

ただし…、
たとえば、一昨年のダービー時に、当代随一のスタージョッキー「武豊」が、ついに巡り合えた至上の名馬ディープインパクトに命名したキャッチフレーズが

英雄ふらふら

最高の素材に、思い入れも半端じゃない彼が名付けたこのコピーは、果たして・・根付くことはありませんでした。

まあ、“餅は餅屋”で、その領域の技量、感性を有したプロの手によるものでなければ、やはりいいものはできません。

ところが、素材、熱意、感性、技術力etc…、すべてがそろっっているケースも、実は、あまり珍しいことではなく、それでも、コピー史に残る秀作は数年に一本くらいだともいわれます。

じゃあ?・・・

運、タイミングとでもいいましょうか、最後に落ちる時には落ちてくるんですね、これが。

馬鹿にしとんのか ちっ(怒った顔) って? いえいえ、きわめてまじめに考えぬいた末の、わたし流の結論です。

(内部連絡K:C県のK君。ということで、宜しく!)
ニックネーム カイチョー at 23:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月17日

「人と馬の300年ロマン」

昨夜、仲間たちと参加した千葉の選対ミーティングでは私たちの発言内容や、あるいは存在そのものが煙たいものだったかも知れませんが、来るべき本選をひかえ、陣営がますます結束されることを心から祈念しています。

070316


時節柄、話の流れで馬ネタを続けます、あしからず…

サラブレッド(thoroughbred)」

人が創り出した最高の芸術品とも称され、現在も世界中で“競馬に勝つこと”を目的とした交配と淘汰が繰り返されています。

比喩で、人に用いられることも多いですね。

そもそもの語源はThorough(徹底的な、完ぺきな)+ bred(breedの過去分子形=改良された品種)とも、「純血」を意味するアラビア語の直訳ともいわれ、

世界に現存するすべてのサラブレッドは、必ずバイアリー・ターク(Byerley Turk 1679年生まれ)、ダーレイ・アラビアン(Darley Arabian 1703年生まれ)、ゴドルフィン・アラビアン(バルブとも)(Godolphin Arabian, or Barb 1724生まれ)の3頭のいずれかにたどりつきます。


1987年、世界中でダントツの馬券売上を誇り、毎年3000億円以上を国庫に納入する超優良特殊法人である日本中央競馬会は略称をJRAに変えました。

うえのような歴史をふまえてその年に採用されたキャッチコピー

人と馬の300年ロマン

以降、潤沢な資金を惜しげもなく投入し、毎年のように有名なタレントを起用したCI戦略を展開していますが、以下、思いつくままに記してみます。

「見るたび新しい競馬です」、「好奇心100%の競馬です」

「あなたと話したい競馬があります」、「あなたがいるから、競馬は楽しい」 exclamation&question

「ひとりひとりに競馬はうれしい」、「競馬場で会いましょう」 がく〜(落胆した顔)

「走れ、JRA」 ちっ(怒った顔)

「私を楽しむ。それが競馬」、「競馬がキミを呼んでいる」 もうやだ〜(悲しい顔)

「GOOD LUCK!」、「サプライズ!」、「BIG TIME」…

これらはパロディ(失礼!)ではなく、秀でた専門家らの手によるキャッチコピーですが、どうやら、お金をかければいいものが生まれるということでもなさそうですね。

では、そもそも、いいコピーを生み出す要素とは?

この項、続く>>>
ニックネーム カイチョー at 11:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月12日

「うまい、やすい、はやい」

チキンラーメンとならんで、時折、無性に食べたくなるのが吉野家牛丼

うまい、やすい、はやい

おそらく日本人にとって、もっともなじみの深いキャッチコピーです。それが「吉野家牛丼」オリジナルであることをご存知かどうかは別にして…


創業はなんと1899年 exclamation(日本で最古のファストフードチェーンなんですね)
現在の築地卸売市場で働く人々に丼を出したのがはじまりで、せっかちで味にうるさい彼らに対する当時のキャッチは、「はやい、うまい、やすい

1970年当時、3店舗・3億円の売上が、そのわずか9年後には270店舗・250億円にまで膨張し、無理な店舗拡大と米国産牛の高騰で、やむなく牛肉の質を落としたところ、あえなく、会社更生法適用を申請する羽目に…ふらふら

吉野家復活のためには何より「うまい」を最優先しなければ…ということで、

現在の「うまい、やすい、はやい」に変更された経緯があります。

その後、わずか4年で債務を完済。2001年には倒産企業としては史上初 手(チョキ) の東証一部上場を果たした吉野家ですが、BSE問題発生による牛丼休止で2度目の経営危機に直面します。

しかし、かつて倒産も経験した安部社長の、「もう決して肉質は落とさない」という信念と、根強い吉野家牛丼ファンの後押しでこの困難を乗り越え、昨年、10月1日から5日間のみ、全国で復活祭を開催(TVで放映されましたね)。

有楽町店
−日本一の売上を誇る吉野家・有楽町店で−

12月からは毎日昼食時間帯のみの販売開始。待ちに待った私も 揺れるハート やっと食する機会を得ましたが、ついに、今月からは牛丼の販売時間が深夜0時にまで延長されました わーい(嬉しい顔)

語呂がよく、覚えやすくて、わかりやすい。そのうえ、コクがあってキレもある、その後のキャッチコピーの基本形ともなった業界の金字塔であり、“名は体を表す”キャッチの本質を極めた傑作です。
ニックネーム カイチョー at 22:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月11日

「新しい尺度。」

>>>前号より続く

山猫
ヴィスコンティの最高峰「山猫」のDVD

当時の政見演説

小沢(現)代表は、その政見演説の最後で、

まず、私自身が変わらなければなりません」と宣言されたのですが、

その直後、小泉首相(当時)が官邸で記者団に、

人間というものは、なかなか変わらないものだ」と述べておられます。

そりゃーそうです わーい(嬉しい顔) 、いや ふらふら そうではなくてー、まさにこのトヨタの心意気、
自らが変わろうとする勇気や覚悟を表明されたわけですよね。


カローラ誕生から40周年の節目となった昨年暮れ、6年ぶりにフルモデルチェンジした10代目モデルが発表されました。キャッチコピーは、

新しい尺度。それは、自分らしさを測るもの。

変革し続けるトヨタは、これからも日本を代表する企業として躍進を続けていくことでしょう。

そして、政治の世界でも、これまでの既成概念にとらわれず、新しい尺度で自分らしさを全面に押し出した候補者たちが耳目を集めはじめています。

都知事選をはじめとした統一地方選。そして、今夏の参院選。

政治を変える。日本を変える。」

歌ならぬ“キャッチは世につれ世はキャッチにつれ”が持論ですが、私たちがはじめて国政選挙を戦ったときのコピーがようやく日の目を見ることになるでしょうか。

〔ちなみに、そのときの政党(消滅)のキャッチは、
守るべきは断固として守り、変えるべきは勇気をもって変える」でした〕
ニックネーム カイチョー at 20:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月10日

「変わらずに生き残るためには…」

>>>前号より続く

9代目カローラは、“21世紀のグローバルスタンダードをめざした世界戦略車として、ヨーロッパ案の車体デザインを採用するなど、過去を断ち切ったゼロからの開発”だと聞いてはいましたが、

昨年の春、仕事でタイ・バンコクを訪れた際、空港から市内までの間だけでも、E120系のカローラをいったいどれほど目の当たり 目 にしたことか。

バンコク・カローラ


現地の方のご説明によれば、すでに市内のタクシーの半数近く がく〜(落胆した顔)9代目カローラで、トヨタはバンコク近郊にも新工場を建設しており、

タイを東南アジア最大の生産・輸出拠点と位置付け、年産15万台を輸出する計画だとか。

そうか、切り込み隊長は王者・カローラでなくてはならなかったんだ…」

トップランナーが変化を恐れず、チャレンジャー精神でさらに進化を続ける凄さの一端をかいま見たような気がしました。


先ごろ発表された国内新車販売台数ランキングでカローラは4年連続の首位。

そして今年度は、トヨタが米国ゼネラル・モーターズ(GM)を抑え、世界新車販売台数が世界一になる可能性が高まったとも…。

そんなニュースが耳目を集めるなか、

変わらずに生き残るためには、自ら変わらなければならない
We must change to remain the same.)」

あらためて、昨春の民主党代表選で小沢一郎氏が引用した映画『山猫』の台詞を思い起こしていました。

この項、さらに続く>>>
ニックネーム カイチョー at 22:21 | Comment(0) | TrackBack(1) | キャッチコピー

2007年03月09日

「変わろう。変わらないために。」

>>>前号より続く

2000年9月。
「自動車をみんなのものに」というコンセプトを体現し、1969年から連続して車名別国内販売台数第1位を誇るカローラがイチかバチかの大勝負に出ました。

CMでは久石譲の楽曲をバックに、前述のビートたけしだけでなくつんくマッチ、さらに武豊小野伸二らを起用、

外観はもちろん、内装も高級感たっぷりで、もはや大衆車とはいえないフルモデルチェンジとなりましたが、2002年にはついに、年間販売台数で33年間守り続けたトップの座をホンダ・フィットに明け渡すことになります。


それからしばらくして、たまたまラーメン屋さんのラジオから、カローラのCMが流れてくるのを耳にしました。素晴らしいCM、素晴らしいキャッチコピーでした。

「トヨタはやっぱり凄い、よほどの覚悟でやってる…」
スープをすすりながら、思わず涙があふれてきました。


変わろう。変わらないために。

ちょっといい話を聞いたんです。

昔ながらのラーメンを出すお店の話なんですけどね。

ある人が、「変わらないうまさだね、昔のままだね」って言ったら
 
店のご主人が答えて

「とんでもない、うちはいつも変えている 
お客さんの好みや流行に合わせて 
ちょっとでもいい素材使って変わって、変わって、
それで、なつかしいね、オレはこれだねっていわせている。
たいへんなんですよ。」

いい話を聞いたなと思った。そして、気持ちを強くした。

なぜならカローラがそうだから。

どんな時代にも、できる限りいいものを、できる限り多くの人に。

その変わらない約束を守るために、カローラは、また変わった。

変わろう。変わらないために。



この項、さらに続く>>>


マイカローラ

社用車としてうえのCMの、いわゆるE120系、9代目カローラに乗り始めてからはや3年目を迎えています わーい(嬉しい顔)
ニックネーム カイチョー at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月08日

「変われるって、ドキドキ」

うかつにも自家用車のスモールランプを消し忘れたまま放置 がく〜(落胆した顔) してしまい…

暗闇のなか、ほのかに点灯している愛車をみて、 「しまった ふらふら

入会して四半世紀、ついぞコールしたことのなかったJAFに電話をしてみると

20分も経たないうちに到着 わーい(嬉しい顔) し、瞬く間にエンジンも始動exclamation

ロードスタッフも闊達な若者で、なんだかうれしくなってしまい、「一緒に記念写真を撮ろう!」とお誘いしたのですが、「私は遠慮しておきます…」ということで、彼に撮影してもらいました

JAF

珍しく?"転ばぬ先の杖"が活きました。


------
昨日ご紹介したトヨタの「Drive Your Dreams」は、企業がもつ特徴や理念を体系的に整理し、簡潔に表したCI (Corporate Identity)の一環です。

その戦略はさすが"世界のトヨタ"といわれるだけあって、キャッチコピーにも秀逸なものが数多く揃っていますが、なかでも一番のお気に入りがこれ。


変われるって、ドキドキ

トヨタ・カローラのブランドCMのコピーです。


あのビートたけしを起用したCM全篇をご紹介します。

あんたへ 

元気か? 近頃どうだ? 

2000年だ、21世紀だと騒がしいけど、

何かちっとは新しいこと始めたか?

変われるってドキドキするぜ、やってみなよ。

「変われるって、ドキドキ(ナレーション)」

カローラがこんなに変われる時代だ。 あんたはどうだい?



ふりかえってみると、ちょうどこの頃は政治に深く関与し、とてもエキサイトしていたように思います。キャッチコピーはその時代の人の心に訴えかけるものですから、あの頃の波長にピッタリ合ったのかも知れませんね。

2000年、米国大統領選挙で民主党の「Vote for Change」にさきがけ?、トヨタ・カローラは「変わる(change)」をキーワードにして、さらにCI戦略を推し進めていきます。

この項、続く>>>
ニックネーム カイチョー at 22:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月07日

「なにも足さない。なにも引かない。」

まずは、昨日の答えから。

1.トヨタ

2.ニッサン

3.松下電器

4.日立

5.三菱電機

6.日本航空  でした。


さて、本日のタイトルは、サントリーの創業者・鳥居信治郎翁が、日本で初めて国産ウィスキー事業を興した蒸留所から名付けられた、シングルモルトウイスキー“山崎”のキャッチコピー

山崎12年.jpg

何でもやってみなはれ、やらなわからしまへんで

鳥居翁の口癖だったこのことばは、今では関西経済人のあいだで引用される“名言”の横綱格。

次男の佐治敬三氏がビール業界進出を決意し、打ち明けられたときの決め台詞もやっぱりこの一言だったそうですが、この精神こそがサントリーを築いた原動力にほかなりません。

鳥居翁は創業当初から「利益三分主義」を唱え、利益の3分の1はお客さまへ、そしてもう3分の1は社会に還元すべきとの強い信念を持ち、恵まれない人たちへの慈善活動、社会福祉事業に大きく貢献してきました。

私が住むエリアには鳥居翁が興した「雲雀丘学園」をはじめ、サントリー創業一族の邸宅などが点在しており、今でもその息吹を感じることができます。


最近ではご存じない方も多くなりましたが、
「サントリー」のネーミングの由来は・・・ 鳥居さん、とりいさん、とりーさん、トリーサン、トリーサントリー、サントリー サン…ん? がく〜(落胆した顔) サントリー exclamation×2 ばんざーい ひらめき


なにも足さない。なにも引かない。

星の数ほどあるキャッチコピーのなかでも、文句なしの傑作です。

そして、鳥居信治郎翁の生き方にも、みごとに合致するような名作ですね。


07.03.06

昨日、銀座マリオン前でのデモ?
ニックネーム カイチョー at 21:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月06日

「IT's a SONY」

いきなりですが、クイズです。

以下はいずれも日本を代表する企業のキャッチコピー
いくつお分かりになるでしょう?(答えは明日 わーい(嬉しい顔)

1.「Drive Your Dreams」

2.「SHIFT_the future」

3.「ideas for life」

4.「Inspire the Next」

5.「Changes for the Better」

6.「Dream Skyward」

うえに限らず、最近の企業スローガン・キャッチコピーはまるでファッションのように、英語表記のものがほとんどですが、そんななかで、私が唯一、英語のキャッチで最大の敬意を払っているのがソニーの「IT's a SONYるんるん

盛田昭夫が米国の大手時計会社からきた10万台のトランジスタラジオの注文を、社名をラジオ局の名前にして売るという条件がついていために断った際、

あなたの会社も昔は小さい会社だったはずです」と言い放ち、

50年後には、ソニーを世界的に有名にしてみせる」と豪語した武勇伝は、もはや伝説ですが、まさにその半世紀後、企業ブランドイメージ世界.1の称号を得るに至ります。

創立35周年のとき、世界からデザインを公募したものの、結局、井深盛田の「今のロゴのほうが明快で良い」のことば(ツルの一声?)で、1973年にできたデザインが現在も守り続けられています。

そして、IT's a SONY るんるん 音で語らせるサウンドロゴも盛田の考案でした。

10年後、上記他社が違うキャッチコピーを使用していても、きっとソニーだけはCMの最後に絵と音で「IT's a SONY」という企業を印象付けるCI戦略を続けていくことでしょう。


2005年、赤字に転落したソニーですが、設立趣意書に記された

他社の追随を絶対に許さざる境地に独自なる製品化を行なう。
自由活発にして、愉快なる理想向上の建設


の理念に立ち返り、復活の日がくることを心から望んでいます。


------
昨日、川崎市産業振興会館で「第5回ナノテクノロジー研究フォーラム」を開催いたしました。私たちも、参加企業のなかから、「SONY」のように、世界に羽ばたく会社が出でることを夢みています。

第5回ナノテクノロジー研究フォーラム
続きを読む
ニックネーム カイチョー at 23:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月05日

「一歩前へ」

クロネコヤマトの宅急便〜一歩前へ るんるん

たぶん、企業広告のキャッチでもっとも有名かつ秀逸コピーのひとつ。

経営者に必要なのは「論理と志」とおっしゃったヤマト運輸の小倉昌男氏の理念がみごとに封じ込められた、私も大好きなキャッチコピーでもあります。

常々、小倉氏から“同業他社より一歩前へ”ではなく、“現状より一歩前へ”と諭されていたフレーズを、若い社員たちが採用したコピーだったとか。
(晩年の小倉氏は、このコピーを大変気に入っておられたようです)

「どんな難問題でも、一歩づつ前へ着実に物事を進めていけば、必ず解決できる。」あたりまえに思えることが、実はすごく難しいものです。

昨日、事務所開きにお伺いした筒井信雄氏の「座右の銘」も、4年前とまったく同じものでした。

素志貫徹、凡事徹底

政治家を志した原点を忘れることなく貫いていくこと
当たり前のことを当たり前に徹底してやること


筒井信雄氏と

余談ですが、てっきり最初からタイアップ作品だと思っていた『魔女の宅急便』の『宅急便』は商標で、クロネコヤマトしか使えないことを知らなかったジブリ・サイドが、恐る恐る許可をもらいにいったところ、

瓢箪(ひょうたん)から駒(こま)が出る

の例え通り、ヤマト運輸がスポンサーにつくことになったそうです わーい(嬉しい顔)

人生、何が幸いするかわかりませんね。

そうそう、女性にはおわかりいただけないかも知れませんが、男子ト○レで用を足す際(小)、壁面にこの張り紙を見かけることが、ままあります。

そんなときはまるで条件反射のように、「クロネコヤマトの宅急便〜るんるん」と鼻歌を奏でていますが、何が災い?するかもわからないものです。
ニックネーム カイチョー at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月04日

「忘れものを、届けにきました。」

本日、去る2月6日に神戸市東灘区で発見された不発弾(戦時中に投下された250キロ爆弾)の処理作業が陸上自衛隊により行われました。

現場から半径約300m周辺住民の方々の避難をはじめ、阪神電車の一部運休、阪神高速道路、国道は通行不能となり、私たちが震災ボランティアで担当した区域だったこともあって、数日前から気になっていましたが、先ほど無事、不発弾の信管の除去に成功したとの報が…。

この報に接して、最初に浮かんだのがこのフレーズでした。

忘れものを、届けにきました。

1988年にスタジオジブリが発表した2作品の共通キャッチコピーです。


そのひとつが「となりのトトロ」で、キャッチコピーは、

このへんないきものは まだ日本にいるのです。たぶん。

そしてもう一本が「火垂るの墓

ちなみに、こちらのコピーは「4歳と14歳で、生きようと思った。

これら3本は、すべてコピーライターの元祖、糸井重里によるものです。
(さすが・・としかいいようがありません)


作家・野坂昭如が、亡き妹に対するレクイエムとして描いた小説をもとにつくられたアニメ「火垂るの墓」は、私もイントロ・シーンで号泣してしまったほどで、あまりのリアルさに直視するのも苦しくなるような映画ですが、あれ以来、“清太と節子の分まで生きる”と誓って現在に至っています。

ただ当初、この、忘れものを、届けにきました。は、「となりのトトロ」のコピーとばかり思い込み、大のお気に入りハートたち(複数ハート)でもあったのですが、のちに共通コピーだったと知って、同じ“忘れもの”でもずいぶん違うなと、違和感を覚えたものです。
(今考えても、同時上映だったとはにわか信じ難いですね…)


1945年6月5日朝、神戸の街にサイレンがなりひびき、この空襲によって清太と節子の母は全身やけどを負って亡くなりますが、そんななかの一発が戦後60年以上経た2007年に発見されたわけです。

このニュースが、とくに若い人達に、戦争について考えるきっかけになってくれれば、と願います。

火垂るの墓
ニックネーム カイチョー at 18:43 | Comment(0) | TrackBack(1) | キャッチコピー

2007年03月03日

「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」

格闘技パンチファンには(といっても、もはやオールドファンでしょうか?…)おなじみのキャッチフレーズ

いつ何時、誰の挑戦でも受ける

シンプルかつ大胆、そのメッセージ性は圧倒的で、多感だった時期にもっとも心に響いたフレーズのひとつです。

アントニオ猪木

当時、ブルース・リーに憧れた青少年の多くがこのキャッチに惹かれ、プロボクシング世界ヘビー級チャンピオンモハメド・アリとの世紀の一戦や熊殺しの異名をとったウィリー・ウィリアムスとの死闘を、固唾を呑んであせあせ(飛び散る汗)見守りました。


あれから、もう30年の歳月が流れたんですね…

その後、政治にかかわったおかげで?幸運にも二度ばかりお会いする機会にも恵まれ、今はあのころように、単なる憧れの対象ではなくなりましたが、ふりかえってみると、“イノキイズム”の信奉者のひとりとして、

出来るかどうかではなく、まず「やる!」といってしまうことが大切。その後に、まわりを巻き込んで実現に向かっていけばいい(by A猪木)”

を地でいってしまった ふらふら ような半生で、キャッチフレーズの存在がいかに大きかったのかを、今更ながらに思い知らされています。


彼が引退する際、リング上から投げかけた最後のことばもまた、シンプルかつ大胆で、若人達の胸を打つメッセージ性を有した、素晴らしい詩でした わーい(嬉しい顔)


人は歩みを止めた時に
 
そして挑戦をあきらめた時に 

年老いて行くのだと思います


「道」

この道を行けば どうなるものか

危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし

踏み出せば その一足が道となり

その一足が道となる

迷わず行けよ 行けば分かるさ


ありがとう!


by A猪木





道−猪木
ニックネーム カイチョー at 22:50 | Comment(2) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月02日

「天上大風」

今月に入り、この春の統一地方選挙もいよいよ本番モードに突入で、全国の街頭では各候補者の政治理念を掲げた「のぼり旗」がはためいていますモータースポーツ…と書きたいところですが、先日も記したように、最近は氏名のみを掲げたものがほとんどで、おーっ!と思わせるキャッチフレーズに出会うことは珍しくなりました。

私が、これまでにもっとも印象に残った幟(のぼり)が本日の表題です。

天上大風

かの良寛和尚が、現在の新潟県燕市あたりで托鉢をしていたころのこと。
うまく凧上げができない子に、「何か字を書いて」とせがまれ、「天上大風」と書いた凧が、大空高く舞い上がっていったという逸話からとったものです。


第20回参議院議員選挙支援活動記

〜良寛和尚と天上大風〜


詳細は当時の活動記にゆずりますが、前回の参議院選挙で、岡山千葉モータースポーツはためいてから3年の歳月を経てなお、このたった4文字をめぐる解釈は私のなかで刻々と変化し続けており、その味わい深さに圧倒される思いです。

そして、書に長けた方々が絶賛される、良寛和尚直筆の素晴らしさについてはもっと奥が深すぎて…

天上大風 04.6.28 
−三条市鶴田・藤崎家所蔵−


ともあれ、敬愛する半田善三先輩の「大志」が、今もヒシヒシと伝わってくるような“極上の一本”です。
ニックネーム カイチョー at 22:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年03月01日

「清く 正しく 美しく」

清く 正しく 美しく

どこかでこのキャッチコピーを耳にした方も大勢いらっしゃるのでは?

実はこれ、創立以来90余年、今日までに約4,000名のタカラジェンヌを養成してきた「宝塚音楽学校」の校訓がそのはじまりといわれています。

現在もこの教えに基づき、音楽や舞踊、演劇といった芸能の基本はもちろん、礼儀作法やマナーの学習を大変重視し、一貫して、ひとりの女性として、社会人としての教養を高める教育を行っています。

宝塚音楽学校
−宝塚音楽学校公式WEBサイトより−

本日、その宝塚音楽学校で20倍の難関を突破した第93期生50人の卒業式が行われました。

記事によれば、『卒業生を代表して小笠原咲さん(愛媛県出身)が、

「宝塚の乙女として、清く正しく美しくの精神を忘れず、大輪の花咲く日を夢見て頑張ってまいります」

とひきしまった声で抱負を述べられた』、とのことですが、

現代の世相を考えると、今後、同校の存在はより輝きを増していくのではと思いますし、また心からそれを願っています。


ということで、今月のテーマは「キャッチコピー」。

必ずしもマイベスト30ではありませんが、その日の出来事などから連想されるキャッチコピー、フレーズなどをご紹介していこうと思っています。
ニックネーム カイチョー at 21:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2007年02月01日

「環境に優しい」

テーマをあれこれ考えましたが、今月は、やはり自分自身のルーツでもある「環境」にまつわるエピソードを思いつくままに…。


環境に優しい」というキャッチコピーが市民権を得て久しいですが、

その環境を破壊し、利用することで発展してきた人類の歴史を振りかえるまでもなく、未だにこのコピーに違和感を覚える方もいらっしゃるのでは?

私も、当初は「なんと傲慢なコピー ちっ(怒った顔) だ」と憤っていました。

たとえ人類が滅びたとしても、地球はアッという間に(数万年単位?)また新たな生命を育んでいくことでしょう。

(過去にも、実はもう何度もリプレイしてきたような気もしますが…)



それはともかく、釈然としないまま、ある日、辞書で「優しい」を引いてみると意外な意味もあることに気がつきました。

それを優しいに置き換えると以下のようになります。


環境に@ひけ目を感じる。はずかしい

環境にA心づかいをして控えめである。つつましやかである
 
環境にB殊勝である。けなげである


随分とニュアンスが変わってきますね わーい(嬉しい顔)

優しいは「える」と書きますから、わたし流の解釈を加えると、

環境にC憂える人



いずれにせよ、「環境地球自然etc.)に優しい」は、最終的には「自分のため」の標語であり、社会を構成するひとりの人間として、環境に対する配慮を促すコピーであることに違いありません。

要するに、ことばのもつイメージがどうのという以前に、環境に対して「あなたは何をしていますか?」が問われているわけですね。

この項、続く>>>
ニックネーム カイチョー at 23:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2006年12月21日

「面白きこともなき世」

>>>前号より続く

吉田松陰の教育は松下村塾に象徴されています。

それは社会に有用な人材の育成を眼目とするもので、塾生の個性を尊重し、内憂外患の危機状況にいかに対処して行動するべきかという強い問題意識に支えられ、士分の者も足軽の子も平民の子も差別のない教育を行ない、生きた学問を実践したといわれています。

至誠にして動かされざる者は未だこれあらざるなり」。

吉田松陰は、日本に現れた唯一人の真の革命家であったと私は考えています。(2004年、松下村塾を訪ねた際の紀行から引用)


19〜21歳までの、たった2年あまりの師弟関係でしたが、吉田松陰の教えとその死が教えたものは、高杉が晩年、ある若者(のちの右大臣、田中光顕)に伝えたとされる3つのことばに象徴されています。

1、死ぬときは死ぬ。生きるときは生きる。今は学問をしろ

2、平時は地にもぐり、いざとなったら竜になれ

3、万事、何とかなるものだ

------
高杉が遺した、面白きこともなき世〜からはじまるあまりにも有名なこの上の句は、残念ながら?どうも臨終に際して詠まれたものではなく、すでにその前年に記されていたとか。

また、それに続く下の句以前に、格助詞の論争もあります。

「面白きこともなき世おもしろく」   「面白きこともなき世おもしろく」

」か「」かで、大きくニュアンスが異なりますが、明治・大正に出版された晋作伝記は「に」で、「世に棲む日々」をはじめ、戦後は「を」を採用しているものが主流になりました。


今日、朝食をご一緒したAさんは龍馬派?、それとも晋作派でしょうか。
(ご紹介させていただいたT社長は、断然、晋作派ですわーい(嬉しい顔)

次回、最終項>>>


------
星野富弘、今日の詩

てっせん(1981年「風の旅」より)

花は自分の美しさを
知らないから
美しいのだろうか

知っているから
美しく咲けるのだろうか
ニックネーム カイチョー at 23:26 | Comment(2) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2006年12月20日

「動けば雷電の如く」

>>>前号より続く

動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し。

衆目駭然として敢えて正視するものなし、

これ我が東行高杉君に非ずや。



下関市吉田にある顕彰碑の冒頭三行は、まるで高杉27年7ヶ月25日の生涯が語りつくされているかのようです。

ちなみに伊藤博文はこの碑文を記した1ヶ月後に暗殺され、代わって除幕式に参列した井上馨(聞多)の演説は、炎天下なんと2時間 がく〜(落胆した顔) にも及び、参列した小学校の児童たちが次々と倒れたとかふらふら

それだけ高杉への想いが深かったんでしょうね…。


また、かの司馬遼太郎は「竜馬がゆく」のなかで、

「幕末には、坂本竜馬、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允(桂小五郎)など、

雲のごとく人物が出たが、かれらは革命期以外の時代に出ても使いみちのある男どもだが、高杉晋作は、革命期以外には使い道がないほどの天才であった。

もし平和な時代に生まれていれば、飲んだくれの蕩児として近親縁者の厄介物になったまま、世をおえたかもしれない。」

と評していますが、この稀代の天才を見出し、世に送り出した吉田松陰の存在なくして、後年の高杉は考えられません。

維新の群像(左から高杉晋作、吉田松陰、久坂玄随)

○維新の群像(左から高杉晋作、吉田松陰、久坂玄随)


この項、さらに続く>>>

(今夜はナノテク関連の忘年会ですわーい(嬉しい顔)

------
星野富弘、今日の詩

どくだみ(「風の旅」より)

おまえを大切に 摘んでいくひとがいた
臭いといわれ
きらわれ者のおまえだったけれど
道の隅で歩く人の足許を見上げ
ひっそりと生きていた
いつかおまえを必要とする人が
現れるのを待っていたかのように

おまえの花
白い十字架に似ていた
ニックネーム カイチョー at 10:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | キャッチコピー

2006年10月01日

「音楽、この不思議な時間の貯蔵庫」

メンバーの勧めにしたがい、blogをはじめるにあたって、テーマを思い巡らせました。

辞書によれば“言葉”は「人の発する音声のまとまりで、その社会に認められた意味を持っているもの。感情や思想が、音声または文字によって表現されたもの。」とあります。

聖書には「はじめにことばありき」と記され、ギリシャ語ではロゴス=真理を意味するとも云われることば
古来、日本でも言の葉には霊的な力が宿るとされ、声に出したことばが、現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられていました。

しかし、現代ほどこのことばが蔑ろにされている時代はありませんちっ(怒った顔)。政治に深く関与したことで、今はこの思いをさらに強くしています。

そこで、本blogでは、暗くおぞましい事件が続発し、気が滅入ることも多い日々の生活の中で、ホッと心が和むエピソードや、印象に残った素晴らしい詩、絵画や音楽、忘れられない感動など、“ことば”をキーワードに、あかるい話題に焦点をしぼって書き綴っていくことにしました手(チョキ)


「歌は世につれ〜」と同じように、時代の変遷とともにCMも大きくその表現方法を変え続けながら今日に至っています。
広告主数が、1990年前後をピークに下降の一途をたどったCM業界も、ここにきてようやく下げ止まった感がありますが、たった15秒に何を盛り込むのかは、つとにスポンサーのテーゼにかかっています。

CM評論家を自任する私が考える良いCMの条件は、「インパクトがあり、決して下品でなく、“ほんのり”、“暖か”、“切ない”等の余韻を永く保たせるもの。そして何よりスポンサーの明確な理念がダイレクトに伝わってくるもの」です。その際、特に“言葉”は重要な役割を果たします。


音楽、この不思議な時間の貯蔵庫

たしか、maxellかTDKのTVコマーシャルで使われていたキャッチコピーです。
(どなたかご存知の方がいらっしゃればご一報下さい!)

ラジオから流れる懐かしいメロディーに思わずもうやだ〜(悲しい顔)した経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。その音楽に触れた瞬間、あらゆる記憶が呼び起こされるように、かつてのホロ苦い(甘い?)時代の思い出はもちろん、鼻にツーンとくる匂いや時間帯、気候までもが肌感覚にまでよみがえってきます。

(このあたりの機微は、脳と音との関係の研究では日本の第一人者であるメンバーの黒木博士に解明してもらうとして、)このキャッチはそんな感覚を見事なまでに切り取り、“言葉”に込めることに成功した、四半世紀を経た今も色褪せることのない秀逸コピーです。
このコピーをblogタイトルに戴き、本日、10月1日より、正式に「志信会−大西会長blog」スタートexclamation×2
(※本日、阪急と阪神が経営統合されました目。)
ニックネーム カイチョー at 17:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | キャッチコピー